美味しいと思うものを、そのまま届ける
自分が心から「美味しい」と思うものを作り、誰かに喜んでほしい。私たちの出発点は、いつもこのシンプルな想いにあります。
過去には原宿でクレープ店を営み、鎌倉ではカレーパン専門店Giraffaを運営してきた私たち。場所や商品の形は変わっても、「自分たちが美味しいと信じるものを手渡す」という根っこの部分は一度も変わっていません。Roi donutsも、その揺るがない想いから生まれました。
カレーパンから、もう一つの形へ
カレーパン専門店Giraffaで、目の前で揚げたてを手渡す喜びは、私たちにとって宝物です。ただ、カレーパンは「食事」に近く、楽しんでいただけるシーンが少し限られる面もありました。
「もっと何気ない時間にも楽しんでほしい」「分け合ったり、気軽に持ち帰れるものを」。そう考えたときに出会ったのが、ドーナツという形です。これはカレーパンの代わりではなく、私たちの味に触れていただくための、新しい「もうひとつの入り口」なのです。
揚げたてと、持ち帰りを両立する工夫
最高に美味しい「揚げたて」を味わっていただくプレーンは、カレーパン作りで培った生地発酵と揚げの技術を注ぎ込み、店頭限定にしました。一方、テイクアウト用にはクレープ時代に探求した特製クリームを合わせ、時間が経っても美味しく召し上がっていただけるよう工夫しています。
メニューをあえて絞ったのは、種類を増やすより「いつ食べても変わらない完成度」を優先したからです。鎌倉での「食べ歩きとお持ち帰り」に合わせて生まれたこの形は、今後もし場所が変わっても揺らぐことのない、私たちの大切なこだわりです。
店長 / 開発者インタビュー
masanori sato
店長 / 開発者インタビュー
masanori sato
生地の開発に1年を費やしたそうですが、最初から「安納芋」に決めていたのですか?
いいえ、最初はとにかく「今までにない食感」を目指して、カボチャやジャガイモ、さまざまな種類のサツマイモでテストを繰り返しました。その中で、焼き芋にした時の甘みの深さと、生地に練り込んだ時のしっとり感がダントツだったのが「安納芋」でした。現在のベースは、この安納芋の焼き芋ペーストを限界まで配合しています。
開発中、特に苦労されたのはどんな点でしょうか?
実は、最初は失敗の連続でした。うまく膨らまなかったり、油を吸いすぎてべちゃべちゃになってしまったり。商品と呼べるレベルには程遠い状態でした。そこからイーストの種類を替え、さらに水分量と安納芋の配合比率を「これ以上は無理」という限界まで高めることで、ようやく理想の「しっとり、ふわふわ」な生地に辿り着いたんです。
自慢の「自家製カスタード」についても教えてください。
生地の存在感に負けないよう、卵黄とバターをたっぷりと使ってコクを出しています。さらに、希少で香り高いタヒチバニラビーンズを贅沢に使用して、香りの格を上げました。甘すぎず、かつ満足感のある「極上のカスタード」に仕上げるため、ホイップクリームとの配合比率も丁寧に調整しています。
クリームが多すぎると生地の良さが消えてしまいますし、少なすぎても寂しい。生地とクリーム、お互いが引き立て合う「多すぎず、少なすぎず」の絶妙なバランスを見つけるまで、何度も試食を重ねました。
カレーパン専門店「Giraffa」での経験が活きたと感じる部分はありますか?
やはり「発酵」の技術ですね。カレーパンもドーナツも、イーストを使った発酵生地であるという点は共通しています。毎日生地の状態を見極め、最高のタイミングで揚げる。この職人としての積み重ねがあったからこそ、このドーナツは完成しました。
最後に、お客様へ一番伝えたいメッセージをお願いします。
完成した生地を揚げたてで食べた瞬間、「どのドーナツよりも美味しい。早く皆さんに食べてほしい!」と心から思えました。他ではなかなか味わえない、安納芋の焼き芋ペーストを練り込んだ独自の食感と、揚げたてならではの感動を、ぜひ鎌倉の街で楽しんでいただきたいです。
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